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日本酒蔵元 藤井酒造
安芸の小京都で営まれる、頑ななまでのこだわりの純米酒造り
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蔵便り
2012.1.16更新
新年明けましておめでとうございます。今年は龍年(辰年)です。“龍”にちなんで“龍勢”の年になるよう、皆様に喜ばれるお酒造りに邁進してまいります。日本酒の魅力をさらに醸し出したいと願い、伝統の酒造り「生もと」を行っています(写真は「山卸(やまおろし)」の工程の様子です)。自然の力の素晴らしさを強く感じています。今年も宜しくお願い申し上げます。
過去の蔵便り
歴史を育む竹原の酒蔵

広島県の中南部に位置する竹原は、平安時代にさかのぼると、京都の下鴨神社の荘園として繁栄した歴史があります。江戸時代後期には、町に面する瀬戸内海の恵みによって製塩業が栄え、これで財を成した『浜旦那』が、塩作りの閑散期である冬場になると酒造りを行うようになるなど、製塩と酒造がこの町に発展をもたらしたとされています。

もともと藤井家では、酒ではなく油や肥料、醤油などを造っていたと伝えられていますが、1863年(文久3年)に竹原を見下ろすようにそびえる朝日山の麓から現在の場所へと移り、そこに今も残っている2つの蔵を建てて酒造りを開始しました。藤井家の裏手には、浄土真宗の照蓮寺が建つ、山号『龍頭山』と呼ばれる小さな山があり、ここの山門から湧き出た井戸水で酒を醸したところ、非常においしい酒ができたことから、創業時の銘柄は『龍勢』と名付けられました。こうして創業以来、藤井家では一貫して酒造りに励み、特に純米酒にこだわり続けていきました。

純米酒を醸すことへの信念

明治時代に入り、1907年(明治40年)に日本初の清酒品評会である『第一回全国清酒品評会』に出品された『龍勢』はみごと首席に輝き、これが全国に広島の地酒の品質の高さを示すものとなりました。また、昭和天皇ご生誕のニュースを伝える1926年(昭和元年)12月25日の新聞紙面の見出しが、『宝寿宝寿宝寿・・・・』という文字で囲まれていたことから、最も慶事にふさわしい酒として、『宝寿』というブランドを誕生させています。

その後、第二次世界大戦中には食糧難による米不足、あるいは政府が酒税確保のため酒造りにアルコール添加を義務付けたため、藤井酒造では生粋の純米酒だけが『龍勢』の名を名乗るという、頑なな酒造りへのこだわりを守り抜き、この時代に『龍勢』を一切販売しませんでした。そして現在の『龍勢』が1970年代(昭和50年代)に再び復活。藤井酒造では2002年(平成14年)からは、酒造りの全量を純米酒へと切り替え、原料米を生かした酒造りを念頭に、日本酒の持つ本質的なすばらしさを追求した酒造りを続けています。

蔵元情報
蔵元名 藤井酒造株式会社
所在地 〒725-0022 広島県竹原市本町3-4-14
電話番号 0846-22-2029(代)
FAX番号 0846-22-8241
ホームページ 藤井酒造のホームページへ
お問い合わせ 電話または専用フォームにてお問い合わせください。
蔵見学 受け付けております。
(酒蔵交流館のみ)
直営店
酒蔵交流館

酒蔵の一部を一般の方々に開放しており、日本酒に関する情報提供の他、無料試飲、また、藤井酒造の清酒やその他日本酒関連グッズやオリジナル商品を販売しています。

営業時間 10:00~17:00
定休日 毎週月曜日(祭日の場合は翌日)、元旦
酒蔵酒処たにざき

江戸時代に建てられた酒蔵内の一角にあり、本格的な手打ちそばと藤井酒蔵の純米酒をお楽しみいただけます。

営業時間 11:30~14:00(14:00以降は要予約)
定休日 毎週月曜日(祭日の場合は翌日)、元旦
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