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加賀の井酒造は日本海に面した新潟県・糸魚川市に所在し、その創業が1650年(慶安3年)と、酒どころ・新潟県の中でも最古の酒蔵として知られています。加賀の井酒造の蔵元である二代目の小林九郎左ェ門が、この年の8月22日に古賀坂家から酒屋を譲り受け、その酒造りの歴史が始まりました。
北陸街道と呼ばれる加賀(金沢)から江戸に至る約480キロにおよぶ街道の中で、特に新潟県内の富山との県境あたりから七尾市高田町までについては、参勤交代の際におもに加賀藩とその支藩であった大聖寺藩、富山藩の藩主が往来していたため『加賀街道』と呼ばれるようになり、その街道沿いの町である糸魚川は本陣としての役割を果たすようになっていきました。
参勤交代のために加賀藩の本陣が小林家に置かれた際に、前田利常公は献上された酒を気に入り、酒造りを家業とする小林家に対し、『加賀』の二文字の使用を許したとされており、『越後(新潟)』であるにもかかわらず、ここから『加賀の井』という商号が生まれることになったといいます。
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