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日本酒蔵元 加賀の井酒造
加賀百万石・前田藩よりその名を拝命、新潟県最古の酒蔵
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蔵便り
2012.1.16更新
新年あけましておめでとうございます。毎日気温の低い日が続き、「寒造り」に適した環境となってきました。写真は仕込み中の醪(もろみ)です。昔から11月頃~2月頃まで、寒さにより雑菌が繁殖しにくいため最も酒造りに適していると言われてきました。当蔵では1月から2月にかけて大吟醸の仕込みを行います。一つ一つ作業の確認をしながら、良いお酒が出来るように取り組んでいきます。
過去の蔵便り
加賀・前田藩の本陣

加賀の井酒造は日本海に面した新潟県・糸魚川市に所在し、その創業が1650年(慶安3年)と、酒どころ・新潟県の中でも最古の酒蔵として知られています。加賀の井酒造の蔵元である二代目の小林九郎左ェ門が、この年の8月22日に古賀坂家から酒屋を譲り受け、その酒造りの歴史が始まりました。

北陸街道と呼ばれる加賀(金沢)から江戸に至る約480キロにおよぶ街道の中で、特に新潟県内の富山との県境あたりから七尾市高田町までについては、参勤交代の際におもに加賀藩とその支藩であった大聖寺藩、富山藩の藩主が往来していたため『加賀街道』と呼ばれるようになり、その街道沿いの町である糸魚川は本陣としての役割を果たすようになっていきました。

参勤交代のために加賀藩の本陣が小林家に置かれた際に、前田利常公は献上された酒を気に入り、酒造りを家業とする小林家に対し、『加賀』の二文字の使用を許したとされており、『越後(新潟)』であるにもかかわらず、ここから『加賀の井』という商号が生まれることになったといいます。

加州三候に愛され続けた酒

小林家では歴代の本陣をつとめ、また、町年寄といった重職にも就き、さまざまな町政にもかかわっていきました。糸魚川本陣には、1782年(天明2年)以降、『加州三候』と呼ばれる加賀藩、大聖寺藩、富山藩の宿泊記録が残っており、また、本陣で醸造された酒『加賀の井』が、たびたびこれらの藩に献上され、藩主または家老の献立にも用いられていたと記されています。そのため、小林家では古くから優れた品質の酒造りに熱心に取り組んできました。

明治になって以後、廃藩置県によって大名という身分ではなくなった後も、前田家との江戸時代から長きにわたるつながりは続き、加賀の井の酒を愛した前田家の方々へ毎年のように酒が献上されました。現在もこの前田家をはじめ、加州三候と呼ばれた、富山藩、大聖寺藩が長く愛飲した加賀の井の酒の伝統を活かし、地下から汲み上げられる良質な水を用いて、確かな酒造りは懇々と続けられています。

蔵元情報
蔵元名 加賀の井酒造株式会社
所在地 〒941-0061 新潟県糸魚川市大町2-3-5
電話番号 025-552-0047(代)
FAX番号 025-552-4482
ホームページ 加賀の井酒造のホームページへ
お問い合わせ 電話または専用フォームにてお問い合わせください。
蔵見学 受け付けております。
20名以上となる場合は、事前にお電話にてご予約ください。
直営店

糸魚川の中心地・大町にある加賀の井酒造は、本陣が置かれていたころの面影を残す造りをしており、ここで『加賀の井』などの清酒を販売しております。

営業時間 9:00~17:00
定休日 日曜日
事前にご連絡いただければ営業いたします。
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