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豊かな吉野川がもたらす藍の恵み、ここから培かった伝統の醤油造り
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蔵便り
2012.04.16更新
4月11日に『えび風味めんつゆ』を新発売しました。うるめいわし節、鰹節、干しえびの3つのダシの旨味と甘みを活かした風味豊かな2倍濃縮の麺つゆです。徳島で家庭の味としてよく食べられていた、干しえびのダシを使った麺つゆは作るのに手間がかかるため、手軽に食べられるように商品化しました。
過去の蔵便り
阿波藍と醤油醸造

江戸時代、『阿波の国』と呼ばれた徳島県は、その恵まれた肥沃な土地からさまざまな農作物が収穫されていましたが、特に藍作が有名な土地柄でした。その中心地帯であったとされる、現在の名西郡石井町の国実の地において有力な藍商であったのが近藤家です。顧客には加賀・前田家や長州・毛利家などの大名家も名を連ねており、特に前田家から授かった『加賀屋』という屋号をもって商売を営んでいたといいます。

やがて阿波藩の藍商たちはその豊かな財力を背景に、多角経営の一環として酒や醤油の醸造を行うようになっていきました。江戸時代中期に小豆島から醤油の製法が伝わると、藍作の輪作として産出されていた良質な大豆や小麦、鳴門の海の恵みがもたらす塩、そして豊かな吉野川の水を用いた醤油造りが盛んとなり、近藤家でも藍商の傍ら醤油醸造を兼業するようになります。

「お醤油ならこのマーク!イチミツボシ」

明治時代に入り、加賀屋では藍染の原料・すくもを作る『藍寝床』を使っての本格的な醤油造りを開始し、1893年(明治26年)に醤油醸造元として創業します。加賀屋という屋号とともに藍商の時代より用いている『一三星(イチミツボシ)』のマークは、取引のあった長州藩・毛利家の家紋『一文字三星(イチモジミボシ)』からきているものです。このロゴには、醤油醸造の3つの原料である大豆、小麦、塩を『三星』になぞらえ、『一』は水の流れのように受け継がれる伝統を表すといった意味が込められています。

加賀屋醤油は昭和時代には徳島県下でもトップクラスの醤油メーカーへと成長し、良質な醤油造りとともに、いち早く時代の流れや人々の嗜好の変化を捉えた、ユニークな発想の商品を発売していきました。四国一の吉野川がもたらす豊かな自然の恵みによって育まれた醤油造りの技を守りつつ、さらに新しい味わいへも積極的に取り組んでいます。

蔵元情報
蔵元名 加賀屋醤油株式会社
所在地 〒779-3298 徳島県名西郡石井町浦庄字国実247-2
電話番号 088-674-2211(代)
ホームページ 加賀屋醤油のホームページへ
お問い合わせ 電話にてお問い合わせください。
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