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日本酒蔵元 見砂酒造
美露なる酒、幻の鳥・朱鷺が群れ飛ぶ白砂青松の地で生まれ出ずる
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蔵便り
2012.05.16更新
当地石川県・羽咋には「千里浜なぎさドライブウェイ」があります。世界でも希少な波打ち際の砂浜を車で通行できる道路で、連休は県内外からの車で大変な賑わいでした。近年は砂の侵食が進み、昔の半分の幅になったそうです。またこちらはUFOでも有名で、「コスモアイル羽咋」では画像の名物館長が出迎えてくれます。皆さまぜひお越し下さい。
過去の蔵便り
幻の鳥・朱鷺が群れ飛んだ地

石川県の北部にあたる日本海に突き出た能登半島のつけ根部分、『口能登(くちのと)』と呼ばれるエリアに見砂酒造はあります。この蔵が位置する羽咋郡宝達志水町(ほうだつしみずまち)は『沸き出ずる清水の町』とされ、町の東部には長く信仰の対象である能登半島の最高峰、霊峰・宝達山がそびえ、これを源とする豊かで清冽な伏流水に恵まれています。また、西部の日本海沿岸には千里浜海岸など砂丘地が広がり、山川そして海が織り成す地形となっています。さらに冬にもなれば、雪の舞う寒風が吹きすさぶ大変厳しい寒さが訪れます。

1960年(昭和35年)、明治時代に創業した羽咋市の疋島酒造、第2次世界大戦前に創業した旧志雄町の見砂合資、江戸末期に創業した旧志賀町の加茂野酒造の能登地域の小さな3つの蔵元が合併し、新たに見砂酒造としてのスタートを切りました。さらにその2年後の1962年(昭和37年)には、同じく能登の酒蔵である、江戸時代・慶応年間に創業した旧中島町の山本酒造と、明治時代創業の旧冨来町にあった松田酒造が見砂酒造と合併し、同時期に旧押水町の地へ移転を果たします。ここにはかつて、現在は国の天然記念物に指定され、絶滅の危機に瀕している幻の鳥『朱鷺』が多く群れたと伝えられており、その自然環境と水の良さを求めた結果の転地となりました。

能登杜氏、匠の技

能登半島は日本酒を造る代表的な杜氏集団流派のひとつ、江戸時代後期に起こったとされる『能登杜氏』発祥の地です。もともと能登は中世より漆塗りなどの工芸が盛んであるなど、長い伝統に息づく優れた匠の技が守られている地域であり、酒造りの技術もこの能登杜氏によって全国へと伝えられています。 見砂酒造では、この能登杜氏によって醸される清酒ブランド『朱鷺の里』を、1979年(昭和54年)に合併後の統一したメインブランドとしてリリースしました。蔵の敷地に連なる眉丈台地には、国際保護鳥である朱鷺が生息していたとされ、白砂青松が広がるこの地で、美しい白い翼を青い空に羽ばたかせた様子に思いを馳せて名づけられました。

良い酒には良い米をという信念によって原料米を厳選し、吟醸酒には良質の山田錦を、また、製品によってはそれに合わせた地元産の酒米を使用し、そこに良質の水と伝承される能登杜氏の技を掛け合わせて、ていねいな酒造りを続けています。その品質の高さは全国新酒鑑評会での金賞受賞などが証明しており、技術の向上をさらに心がけながら、日本酒の飲み手にとって一度は飲みたいと思わせる酒造りを目指しています。

蔵元情報
蔵元名 見砂酒造株式会社
所在地 〒929-1341 石川県羽咋郡宝達志水町宿4-43
電話番号 0767-28-3151(代)
FAX番号 0767-28-3152
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