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日本酒蔵元 中川酒造
甦りし幻の酒造好適米「強力(ごうりき)」から生まれる、鳥取地酒の原点
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蔵便り
2012.05.16更新
鳥取を代表する秋の味覚「二十世紀梨」の花が咲きました。この花は鳥取県の県花でもあります。人工授粉作業を行い、5月中旬頃から一つ一つへの袋かけ作業が始まります。梨の木の栽培は山の斜面が多く、また木が低いために中腰で作業をするなど大変で、後継者不足が問題となっています。
過去の蔵便り
不老長寿を願う酒、福寿海

鳥取県東部で最古の酒蔵である中川酒造の創業は、1828年(文政11年)、鳥取池田藩の城下・立川村において醸造業を開始したことにさかのぼります。これ以来、名字帯刀を許され、茶道・華道の師の頭文字をとり、中川性を名乗るようになりました。日本海に面したこの地域は、冬は非常に寒く、また、日本海にそそぐ鳥取県の三大河川のひとつである千代川水系の良質の水に恵まれているなど、酒造りには適した条件が揃っていました。

創業当時より『正田屋』という屋号で酒を販売していましたが、大正時代に入り、おめでたい謡曲である『枕慈童』の一節、『具一切功徳、慈眼視衆生。福寿海無量、是故応頂礼』より『福寿海』という言葉をとり、美酒による不老長寿を願って清酒ブランド名として命名し、1814年(大正3年)にリリース。以来、中川酒造の代表的な銘柄として広く知られることとなりました。その後、1927年(昭和2年)には全国清酒品評会において、鳥取県内の蔵元の中でいち早く優等賞を受賞するなど、その品質が高く評価されていきました。

復活した幻の酒造好適米

明治時代から昭和20年代まで、鳥取県の奨励品種として、酒造好適米である『強力(ごうりき)』は盛んに栽培されていました。しかしながらこの『強力』は、丈が高くて米粒が大きいために倒れやすく、一反あたりの収穫量が少ないなど、『強力を育てるのは暴れ馬を乗りこなすようなもの』とまで言われて、いつしか姿を消していきます。

中川酒造では『先人が残した幻の地元特有の酒米を使って地酒を造りたい』という強い思いから、鳥取大学農学部にわずかに保存されていた種子を探しあて、県の農業試験場や契約農家の協力のもと、ついに1988年(昭和63年)、見事にその栽培を復活させます。

1989年(平成元年)には、地元産の米にこだわって醸された地酒ブランド『いなば鶴』が誕生。『強力』を用いた『純米大吟醸 いなば鶴 強力』も翌年より発売されました。その後、この復活した『強力』を用いた清酒は、2006年(平成18年)から2年連続での全国新酒鑑評会で金賞の栄誉に輝いています。

中川酒造では、地酒の原点に立ち返り、鳥取らしさを追求したていねいな酒造りを続けています。

蔵元情報
蔵元名 中川酒造株式会社
所在地 〒680-0061 鳥取県鳥取市立川町2-305
電話番号 0857-24-9330(代)
FAX番号 0857-26-3806
ホームページ 中川酒造のホームページへ
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直営店

因幡・伯耆32万石の城下町である鳥取市の中心部にある中川酒造では、『福寿海』ならびに『いなば鶴』ブランドの各種清酒を販売しております。

営業時間 9:00~17:00
定休日 土日祝日
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