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老田の酒の辛さを物語るエピソードとして、高山で老田の酒を飲むと、そこから4キロほど離れた新宮村まで酔いがもつのに対して、他の蔵の酒はその手前にある小糸坂までしか酔いがもたなかったことから、他の酒蔵の酒は『小糸もち』、老田の酒は『新宮もち』と評されていたといったことさえ伝えられています。
老田の清酒銘柄『老杉』『飛騨自慢』は、その辛口な酒のキャラクターが『鬼ころし』の俗称でも呼ばれていましたが、第二次世界大戦後、これを『飛騨自慢 鬼ころし』として商標登録し、新たなブランドとして世に送り出しました。以来、老田酒造店を代表する銘柄として広く知られています。清酒ブランドとして『鬼ころし』を名乗るものは全国各地にありますが、老田酒造店がその元祖となっています。
1991年(平成3年)には、高山の中心地からほど近い清見と呼ばれる、良質な水と酒造りには欠かせない、寒さ厳しい気候の地に醸造場を移し、江戸時代から続く伝統の技を基本として、さらに酒の品質を向上させるべく、酒造りを行っています。
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