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日本酒の起源がいつであるかは明確には分かっていません。酒の存在を示す最古の記録として、3世紀頃の日本について記述された『魏志倭人伝』の中に『人性酒ヲ嗜ム』との葬送の習俗に酒を飲用していることが記されています。その後、奈良時代に記された『大隈国風土記』には、『米を噛みて“さかふね”に吐き入れて…』という記載があり、原料の『米』を噛んで唾液の酵素・アミラーゼでアルコール発酵させた、『口噛み酒(くちかみさけ)』があったという記録があります。酒を『醸す(かもす)』といいますが、これは『噛むす(かむす)』に由来しているといわれています。
現在のような米麹を使用した『清酒(すみさけ)』と呼ばれる酒造りは、奈良時代初期の『播磨国風土記』に初めて記されており、さらに平安時代に入ると酒は帝や公家を中心とした上流階級の嗜好品としてもてはやされていきました。927年に朝廷が発布した『延喜式』には酒の種類や造りについて細かく規定されています。以後、時代とともに酒造りは変化を遂げ、現在の製造法の原形は幕末に完成されました。明治以降にはヨーロッパから近代科学が導入されたことで、さらに酒造りは発展することとなりました。
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